近年の歯科界においてデジタル化への移行は、、、
こんにちは。スリービー・ラボラトリーズです。
昨今、デジタル化は過度期で弊社でもデジタルワークフローを取り入れてきました。様々な症例を携わっていくうえでデジタルとアナログの融合といわれるなか、デジタルは正確性があり、特にコピーでの再現性に優れているなどといったメリットがあります。一方アナログは、表現が自由にできる反面、再現性が難しいということが特徴として挙げられます。
昨年度の研修では、現状の精度の見直しやCADデザインの確認などスキルアップを目的とした研修を行いました。今回も講師にお招きした難羽先生(現アスパイア代表)は技工専門学校卒業後、歯科医院での臨床経験や、早稲田歯科技工トレーニングセンターの非常勤講師、主任インストラクター、統括マネージャーを勤め、またストローマンのCAD/CAMスペシャルテクニカルサポートなど様々な経験を経て、現在ではデンタルCADデザイントレーナーとしてご活躍されています。
そこで今回の研修内容ですが、テクニシャンとしてはアナログ作業の原点ともいえる歯形彫刻と、臨床で目標とするオクルーザルコンタクトの与え方というテーマのもと行われました。
前歯のCADCAM冠が保険導入され、なかでも前歯部は単独冠といえどもCADデザインはいまだ症例によっては難しいとされています。今まで以上のCADデザインのスキルアップのためにも、歯形彫刻というアナログの訓練が必要でしたので良いタイミングで学べることが出来ました。
また咬合に関してもCAD/CAMソフトを使用し臼歯部の咬合調整の少ない咬合の与え方を細かに説明していただきました。咬合接触点の細かな微調整やバーチャル咬合器での運動経路など、最終的にはやはりアナログ作業で調整・確認することは必須です。今回の研修を通して、今後求められるのは従来のアナログ技工の中でも技術と知識を活かしつつ、デジタル技術を柔軟に受け入れていくことだと思います。
デジタルというのはあくまでツールの一つに過ぎないということで、デジタルの助けを借りてアナログの良さを加えて、より質の高い技工物を提供することが目標であることは間違いありません。
今後もデジタル・アナログでもトレーニングを重ねながらご期待に応えられる製品をご提供できるよう取り組んでいきたいと思います。
参照:スリービー・ラボラトリーズの『独自の取り組み』 → https://3b-lab.jp/reason
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参照:スリービー・ラボラトリーズ『当社の想い』と『作業風景』 → https://3b-lab.jp/mind